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1.アンテナの大きさ

UHFはVHFより周波数が高いのに、アンテナはどうしてVHFより小さいのでしょうか?
電波を送受信するアンテナは、その電波の「波長」に合わせて作られています。波長は周波数が高くなるに従って短くなり、周波数が低くなるに従って長くなります。
波長の短い電波を受信するためには、アンテナもそれに合わせて小さくなりますし、波長の長い電波を受信するためには、アンテナもそれに合わせて大きくなります。
その、「波長」に合ったアンテナが最良の受信をするのですが、テレビやラジオ等の受信に使われるアンテナは、非常に広い帯域をカバーしていなければなりませんので、平均的に性能を引き出せる長さに素子を調整して広い意味で「VHF用」とか「UHF用」という言い方をしています。
本来のアンテナは、例えば「150MHz用のアンテナ」という、特定の電波を送受信するように作られ、他の周波数の電波は送受信の対象にはしていませんし、送受信出来たとしても思うような送受信をできる環境ではなくなってしまいます。


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