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アンテナの高さ(地上高)について
アンテナを設置する上で、「地上からどのくらいの場所に上がっているのか」、「周辺の障害物や放送局の方向」などが重要になってきます。
・・・とは言え、なかなか計算通りにいかないのが「電波」なんですけどね。

<VHFアンテナの場合>

VHFの電波を受信するアンテナは、地上から高ければ高いほど電波の受信状態が良くなります。
この帯域の電波伝搬は一般に「見通し距離」といわれていまして、例えば2倍の高さにアンテナを上げれば、2倍の電波を捕らえることが出来るというわけです。従って、地上高8メートルの大きなアンテナより、地上16メートルの高さに取り付けられた小さなアンテナの方が受信がきれいだと言うのもよくある話なんですよ。しかし、都市部などの建物が林立している地域や、山間部などのアップダウンの激しい場所ではなかなかそう簡単にはいかないようです。
安定した受信をするのに困難な場合が多いようですし、実際に放送を受信するときには、アンテナの向いている方向から直接受信する「直接波」と、他の方向から反射してきた「間接波」を少し遅れて一緒に受信してしまって、ゴーストというダブった画面になってしまうこともあります。ですから、高い建物に設置させてもらうなどの方法で、少しでも高い場所にアンテナが設置できればこういった事も緩和されてくるでしょうし、より強力な電波を受信できれば最高です。

アンテナ設置例

東京近郊はこの図のような設置をしている所が多く、一戸建住宅や集合住宅を問わず、だいたいこのような取付け方をしています。

アンテナ設置例の図

<UHFアンテナの場合>

この帯域の電波は外部からのノイズに強く、直進性に優れています。
また、アンテナの高さは高いに越したことはないのですが、それほど神経質になることもなく、アンテナの自体も小さくて高利得なことから比較的容易に受信できる電波であるといえます。
取付けは、一般にVHFアンテナの下に取り付けることが多く、ゴーストによる二重画像の影響もVHFほどは気にならない傾向にあります。ただ、同じ場所から同じ出力で放送されている電波でも、受信できる範囲はVHFよりは短くなります。
直進性が強いことから、建物などにぶつかった時に電波が少しづつ消耗していって、アンテナに届くまでに相当電波の強さが鈍ってしまいやすいので、より利得の高いアンテナとロスの少ないアンテナ線の使用が望ましいですね。

<BS(衛星放送用)アンテナの場合>

衛星放送の電波は、上空にある衛星から地上に降ってきます。従って、アンテナを取付ける時には上空方向に障害物がない場所に設置する必要があります。


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