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アンテナパーツの役割(混合器・分波器)
混合器は、違う周波数帯の電波を1本の同軸ケーブルで取り回すためにつくられた機器です。また、分波器は、その逆の働きをしますので、特別な製品を除いては、内部の回路は同じようなものなのです。
しかし、混合器はアンテナで受信した電波を選別し、目的に合った電波だけをアンテナ線に送ってくれる役割を備えているものもありますが、分波器は機械的に電波を割り振るだけの働きしかしませんので、防水性や耐久性の優劣からも、混合器と分波器は別物であるという考え方ができるわけです。

テレビやラジオの受信に使われる「混合器」には、放送されている周波数帯や地域の特性などによってたくさんの種類の製品があります。
ここでは、一般に使われる機会の多いものを取り上げてみましたが、地域によっては異なる場合もありますので、ここに書いてあることがすべてではありません。

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UV混合器
UHFアンテナとVHFアンテナを両方立てる時には、室内に引き込むアンテナ線は通常2本必要になりますが、この機器を使うことによって1本のアンテナ線で室内に引き込むことが出来ます。
また、この機器は一般に「アンテナマスト」にアンテナと一緒に取り付けられる場合が多いので、水が入らないような構造になっているのが普通です。
UV混合器の使用例
UHFとVHFアンテナを立てて、アンテナ線を1本で引き込みたい時に、図のような「U/V混合器」を使用します。
今店頭で売られているテレビやビデオのほとんどは、左記のような接続をすればよく、分波器の必要がありません。

UV分波
「UV混合器」で混合された電波を、元のUHF波とVHF波に戻したいときに使用しますが、最近のテレビやビデオは分波器を必要としない場合が多く、混合された1本のアンテナ線をアンテナ端子に繋げば、UHFもVHFも見られるようになっているようです。
しかし、古いテレビの場合や、一部の製品では必要な場合もありますが、その場合には同梱されている場合がほとんどです。
UV分波器の使用例
左の図は、テレビ側のアンテナ端子が「UHF用」と「VHF用」に別れている場合の例です。
この場合には、UHFとVHFが混合されてきたケーブルのままテレビのUHF端子に繋げはUHF放送が、VHF端子に繋げばVHF放送が見られますが、分波器を使うことによって両方の端子に分波されたUHF,VHFそれぞれのアンテナ線を繋げば、いちいち繋ぎ変える必要がなくなります。

分波器は、テレビのアンテナ端子の形状に合わせてフィーダー線が使われているものや、同軸ケーブルにプラグまで付いているものなど数種類の製品が売られていますが、基本的な機能は同じです。


BS/UV混合器・分波器
BS放送のアンテナを取付けて、UHFやVHFの電波と一緒に室内に引き込みたい場合には、更にBS波とUV波を混合する必要があります。基本的には「UV混合器」と同じ役割をする機器なのですが、BSアンテナにはDC15ボルトの電気を必要としますので、テレビやBSチューナーから出ている電気をBSアンテナに送るためのしくみが施されています。従って、この混合器を使えば、1本の同軸ケーブルの中にUHF波・VHF波・BS波の電波と、BSアンテナに必要な電流を一緒に流すことが出来ることになります。
BS/UV混合器・分波器の使用例
UHFとVHFとBSのそれぞれのアンテナの電波を1本の同軸ケーブルで室内に引き込みたい場合には、上の図のように接続することになります。BS対応機器は、より高い周波数帯の電波を扱えるように設計されていることが最大の特徴ですが、BSに対応していない従来の機器ではBSの電波は扱うことができませんので、専用の機器を使用する必要があります。

赤い破線(
・・・)はBSチューナーから出た電流がアンテナに届くまでに通過する行程を示していますが、電波は電流と逆の流れでテレビに入ってきます。


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