💡 どのような場合にこの「アンテナ2本挿し混合工事」が必要ですか?
この「八木式アンテナ2本挿し混合工事」は、特に以下のような、沖縄の多チャンネル受信環境特有の課題を解決したいお客様に最適なプランです。
- 各チャンネルの電波方向が大きく異なる地域にお住まいの方: 沖縄では、特定のチャンネル(例:1, 2, 8ch)のテレビ塔と、別のチャンネル(例:3, 5ch)のテレビ塔が離れており、アンテナを1本立てるだけでは全てのチャンネルをきれいに受信できない場合に必要です。
- 遠方で地デジの映りが不安定な地域にお住まいの方: 電波塔から距離があり、一つの方向ではチャンネルごとに電波レベルに大きな差が出てしまう地域で、各チャンネルの受信レベルを均一化し、安定させたい場合。
- 高性能アンテナやブースターでも改善が見られない方: アンテナの性能を上げるだけでは解決しない、根本的な電波到来方向の問題を、物理的に解決したい場合。
この工事は、八木式アンテナを2本設置し、それぞれを電波が最もきれいに入ってくる方向へ向け、UHF+UHF混合器を使って一本のケーブルにまとめて家中に送ることで、電波状況を大幅に改善します。
沖縄県内:八木式アンテナ2本挿し混合工事の平均価格と内訳
沖縄県内での「地デジ八木式アンテナ(14素子)2本挿し設置工事」の平均工事価格は、以下の通りです。
工事内容と費用内訳 | 価格(税込) |
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地デジ八木式アンテナ(14素子タイプ)2本分 | 9,600円 |
UHF+UHF混合器(2方向の信号合成用) | 6,200円 |
同軸ケーブル(10m長さ一例) | 2,500円 |
取付工事代(2本設置・方向調整・混合作業一式) | 21,000円 |
平均工事価格 合計 | 39,300円 |
※ 上記の価格は、一般的な平均価格の目安です。
本工事は、アンテナ棒(マスト)を既存のものを使用することを前提としています。
アンテナ棒の交換が必要な場合や、20素子アンテナ(アンテナ代が上昇)を使用する場合は、金額が前後します。
💰 価格に関するQ&A
Q1:なぜ高性能な20素子アンテナ1本ではダメなのですか?
A1:高性能な20素子アンテナは受信感度は高いですが、受信できる方向は基本的に一つです。
沖縄のように、主要チャンネルの電波塔が互いに離れて存在し、異なる方向にアンテナを向けないと全てのチャンネルが安定しない場合、どれだけ高性能な1本でも対応できません。 2本挿しは、電波の「量」ではなく「方向性」の問題を解決する専門的な手法です。
Q2:20素子アンテナ2本にアップグレードする場合、いくらくらい費用が上がりますか?
A2:20素子(約6,800円)を2本使用する場合、14素子(約4,800円)2本との差額が本体代に加算されます。
部材代の差額として、約4,000円程度が追加されることになります。 20素子2本挿しは、電波方向が異なり、かつ個々のチャンネルの電波自体も弱い地域に特に推奨されます。
Q3:UHF+UHF混合器は、ブースターとは違うのですか?
A3:はい、全く異なります。
- 混合器: 複数のアンテナ(電波)の信号を、一本の線に「混ぜる(混合する)」装置です。信号を増幅する機能はありません。
- ブースター: 弱くなった信号を電気的に「増幅させる」装置です。
信号の「方向性」を解決するのが混合器、信号の「弱さ」を解決するのがブースターです。 電波の弱い地域では、この2本挿し工事に加えてブースターの設置も推奨される場合があります。