💡 どのような場合にこの「フラットケーブル工事」が必要ですか?
この「フラットケーブル取付工事」は、主に以下のようなケースで、建物の美観維持や穴あけ回避を目的とする場合に最適な、特殊な配線工事です。
- 賃貸物件などで壁に穴を開けられない方:
アンテナケーブルを室外から室内へ引き込む際、壁やサッシに穴を開けずに配線したい場合に、ドアや窓のわずかなすきまを利用するために使用します。 - 建物の外観を重視したい方:
ケーブルが目立たず、見た目がすっきりとスマートに配線を済ませたい方。 - 部屋同士をケーブルで繋ぎたい方:
壁を貫通させずに、隣り合う部屋のドアのすきまなどを利用して、一時的または恒久的に配線したい場合。
フラットケーブルは、薄いシート状になっており、窓やドアを閉めてもケーブルが挟まらないよう設計されています。屋外用には防水キャップが付属するため、耐久性も確保できます。
沖縄県内:フラットケーブル取付工事の平均価格と内訳
ここでは、最も一般的な「フラットケーブル屋外用」を1セット設置する工事の平均価格の目安をご紹介します。
工事内容と費用内訳 | 価格(税込) |
---|---|
フラットケーブル屋外用(防水キャップ付属) | 7,200円 |
取付工事代金(設置・結線作業) | 3,000円 |
屋外用フラットケーブル1セットの平均工事価格 合計 | 10,200円 |
【その他のフラットケーブル部材価格目安(取付代金は別途)】
- フラットケーブル屋内用: 3,200円/個
※ 上記の価格は、一般的な平均価格の目安です。
F型コネクターや別途ケーブルが必要な場合は、金額が上下します。フラットケーブルは、既存のケーブルと接続して使用する場合が多いため、周辺部材の費用も考慮が必要です。
💰 価格に関するQ&A
Q1:フラットケーブルは、普通のケーブルより電波の損失が大きいですか?
A1:はい、構造上、通常の丸いケーブル(同軸ケーブル)に比べると、ごくわずかに電波の損失(減衰)が大きくなります。
ただし、フラットケーブルが使用されるのは、窓枠などの狭い範囲で、通常のケーブルと接続されることがほとんどです。トータルでの減衰は微々たるものであることが多く、映りに問題が出ることはほとんどありません。
Q2:フラットケーブルを使用しても、窓やドアは完全に閉められますか?
A2:はい、可能です。フラットケーブルは非常に薄く設計されているため、窓やドアの開閉にほとんど影響を与えません。
ただし、設置時にケーブルを挟み込む位置がずれたり、ケーブルがねじれたりすると、破損の原因や、窓・ドアの締まりに影響が出る場合がありますので、専門業者による正確な設置が必要です。
Q3:沖縄の台風や湿気で、フラットケーブルはすぐに劣化しませんか?
A3:屋外用のフラットケーブルには、防水キャップが付属しており、接続部の保護は考慮されています。
しかし、物理的に挟まれたり、直射日光を常に浴びたりするため、通常のケーブルよりは耐用年数が短くなる傾向があります。専門業者は、ケーブルに負担がかからない最適な設置位置を選定し、劣化を防ぐ施工を心がけています。